本展は、東京藝術大学音楽環境創造科を中心とした1-4年生の成果発表展です。
2022年、新型コロナウイルスの影響によってリモート化していた授業は、対面での形式に復帰しました。
完全リモートを経験してからの対面授業は、コロナ以前の学びの形態を思い起こさせますが、学びの面でも、社会的な面でも、
以前と以後とでは全く違ったものになりました。
そのような状況の中で、今回展示する作家たちは、授業でプロトタイピングメソッドを学び、
自分が行いたい表現を研ぎ澄ましてきました。
この不確かな時代の中、しっかりと自分と見つめ合い一人一人が自分のアイデアやオリジナリティを発揮し、
新しい表現にチャレンジする場となっています。
- 期間
- 2023.2.4(土)- 2.8(水)
- 開催時間
- 10:00 - 18:00
4日13:00から |
8日16:00まで
- 会場
- o美術館 (東京都品川区大崎 1-6-12 大崎ニューシティ2号館2F)
- アクセス
- 電車 ご利用:
JR山手線・湘南新宿ライン・埼京線・りんかい線 「大崎駅」(北改札口・東口) 徒歩2分
- バス ご利用
- 東急バス 渋41(大井町駅ー渋谷駅) 大崎駅 下車徒歩2分
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- Supported by 武藤舞 音楽環境創造教育研究助成金
- 参加作家
- 田中和昌
- Leonid ZVOLINSKY
- 劉晨瀚
- 曾斯琴
- 藤井嗣音
- 須藤啓太
- 植村佳乃子
- 山下ヤスミン
- 内田恭平
- 山本真幸
- 空間デザイン
- 佐藤ふみ
- メインビジュアル
- 曾斯琴
- 藤井嗣音
- 山下ヤスミン
アーティスト
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田中和昌 Kazumasa TANAKA
東京芸術大学美術学部油画専攻在籍。
絵画のフレームに疑問をもち、絵画空間と現実空間との接続を研究テーマにしてきた。
今回の作品からインタラクティブやサウンドの要素を取り入れており、空間・時間・表現者と鑑賞者の関係性をも越境できる表現を模索しています。
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Leonid ZVOLINSKY
ロシア、リャザン市生まれ。
2014年モスクワ音楽院作曲家首席卒業、2015年リトフンチンテレビ・ラジオ大学音響映像芸術サウンドプロデュース科修了。
2019年より東京藝術大学大学院音楽研究科(音楽音響創造)後藤英研究室の研究生。
2021年より東京藝術大学大学院音楽研究科(音楽音響創造)後藤英研究室の修士。
耳の聞こえの特性を作品作りに応用することを研究しています。
https://soundcloud.com/leonid-zvolinsky
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劉晨瀚 Liu Chenhan
東京藝術大学大学大学院音楽研究科音楽音響創造専攻 後藤研究室在籍。ジェシチャに関する研究を中心にして、インタラクティブ作品の創作活動を行う。
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曾斯琴 Siqin ZENG
1996年生まれ。東京藝術大学美術研究科染織専攻在籍。染織に特有な優しさと親和性を力として捉えて、社会や人々との関係性に主眼を置き、柔らかい「対話」を作り出すことを目指します。
令和2年度安宅賞受賞。
zengsiqin.com
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藤井嗣音 Shion FUJII
2003年生まれ。東京藝術大学音楽環境創造科在籍。人間の声とその延長の在り方をテーマに制作を試みている。また仮想3D空間内での表現にも興味を持ち模索を続けている。
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須藤啓太 Keita Sutou
2002年生まれ。東京芸術大学音楽環境創造科在籍。ビデオゲームの作品形式が持つ相互作用性を取り入れた音楽作品を制作しようと試みている。
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植村佳乃子 Kanoko UEMURA
2002年生まれ 埼玉県出身 東京藝術大学油画専攻在籍
イメージの反復、記号としてのキャラクターに興味を持ち絵画作品を制作。
最近はフィクションの中にいる女性と現実にいる女性との差異について考えている。
https://www.instagram.com/physical__oo
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山下ヤスミン Yasmin YAMASHITA
東京藝術大学油絵科学部3年
"2001年生、東京藝術大学音楽環境創造科在籍
音、色・光と感情の関係についてインスタレーション作品を中心に創作活動を行う。
自身のルーツであるペルーから1年の遊学後2022年9月に帰国。
中進国のインフラに疑問を抱く。
2023年3月よりドイツへ留学予定。
https://www.instagram.com/yasminvega_s2/
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内田恭平 Kyouhei UCHIDA
東京藝術大学 日本画専攻在籍
物体が意志をを持つ瞬間とその境界に興味がある。また、テクノロジーと人間の新たな関係性というものがあるとしたらどのようなものかというテーマを持って制作する。
山本真幸 Masaaki YAMAMOTO
北海道教育大学岩見沢校音楽文化専攻作曲コース卒業。室内楽やオーケストラなどによる作曲法を学び、同校定期演奏会や卒業演奏会などで自作品が選出・演奏される。
2021年より東京藝術大学大学院修士課程音楽音響創造研究分野(田村研究室)に所属し、P.Boulezなど20世紀の作曲家における創作技法の研究を行う。
また同大学院ではテクノロジーを用いた音楽創作・分析にも興味を持ち、その活動範囲を広げている。展示作品の発表は今回が初。
作曲を南聡、阿部俊祐、田村文生の各氏に師事。
お問い合わせ
東京藝術大学 音楽環境創造科 (担当 横山)
yokoyama.toru@ms.geidai.ac.jp